こんにちは、飯綱です。
突然ですが、先日誕生日を迎えました。
この年になると、「ああ、また一つ年を取ってしまったなあ…。」
と、少し憂鬱になってしまいます。
それはそれとして…。
お祝いとして、奥さんと二人で市内のとある居酒屋さんへ行くこととなりました。
それがこちらの…。

「やきとり福住」さんです。
こちらのお店は、私の住む地域では唯一の網焼き居酒屋となります。
2〜3年ほど前に、二人で利用したことがあり、とてもいい雰囲気のお店だったので、また来店してみることにしました。
以前は奥のテーブル席だったのですが、今回はカウンター席に通されました。
奥さんが二週間ほど前から予約の電話を入れていたのですが、既にテーブル席は埋まっていたとのこと。
かなり繁盛しているようです。
そして目の前では…。

この通り、網焼きが楽しめます!
これはお通しなのですが、かなりのボリュームです。
目の前でお店の大将直々に焼き加減を確認して頂きながら、美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
大将、並びにスタッフの方々、本当にありがとうございました!
機会があればまた来店したいと思います!

…とまあ今回は居酒屋の感想だけではなくてですね…。
こちらのお店で、私が以前から抱いていた疑問を検証する目的があったのですよ…!
それが…!
「正絹着物の消臭効果は本当なのか?」
というものです。
何でも、正絹にはそれ自体に消臭効果があるらしく、匂いがつかないそうです。
…ええ?ホンマでっか〜?
ホントニニオイツカナインデスカー?
じゃあ本気出しちゃうよ〜?
…という訳で、
「煙の充満する網焼き居酒屋に正絹着物で来店し、匂いがつくかどうか?」
という企画に至ったわけです。

そしてこちらが当日着用した長着です。
つい最近中古で購入した、正絹の深緑色の単衣になります。
お値段なんと!驚異の3300円!
しかもアンサンブルなので、これに羽織が付きます!
これは買うしかない!と、衝動買いしてしまいました。
この着物ならもし匂いが染み付いてしまっても、あまりダメージはありませんからね。
そして当日はこの着物に、ストールを巻いて来店しました。
ストールは着物と匂いを比較する意味合いもあります。
果たしてどうなるか…!
翌日。
朝目覚めた私は、早速匂いの確認を行いました。
まずはストールから。どうでしょうか…?
クンクン…。
うん、見事に煙臭いです。
油が染み付いた嫌なニオイがします。
これはとてもじゃないですが放置出来ませんね。
洗濯機に直行です。
さて、次はいよいよ本命…!
正絹…!その実力はいかに…!
クンクン…。
こ、これは…!
…煙臭いです。
油が染み付いた嫌なニオイがします。
これはとてもじゃないですが放置出来ませんね。
洗濯機に直行です。
洗濯機じゃ洗えませんでした。
…どうすんだよこれ…。
いや安物とは言え、結構気に入っていた着物だったので、思いの外ショックを受けてしまいました…。
ええ…?
これってクリーニングに出したほうがいいのか?
いくら掛かるんだろう?
もうよくわからん…。
放心状態の私は、着物をハンガーにかけたまま、その場を立ち去ってしまいました。
それからおよそ半日が経過…。
私は再度着物の匂いを確認してみることにしました。
といっても、何もせずに匂いがなくなってたら、苦労しないよなあ…。
クンクン…。
…?
クンクン…。
…!
匂いが、消えている…!?
自分の嗅覚が信じられなくなった私は、念のため奥さんにも匂いを確認してもらうことに。
…やはり、匂いは消えているようです。
一体何が起こったのでしょうか?
調べてみると、正絹着物の匂いを取る方法の一つに、「陰干し」というものがありました。
陰干しは、
1.窓からの直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選びます。
2.窓はすべて開けてよく換気します。(カビ菌が飛ぶ恐れがあるため)
3.和装ハンガー等に着物をかけて、形を整えて干します。
4.終日干した状態を一週間程度続けます。
https://kimono.support/kimono-kabi-smelly/
とあります。

…そういえば、この日は午前中、二階の窓を全開にしていました。
それが功を奏したのかもしれません。
あと、正絹着物には消臭スプレーが使えないということも初めて知りました…。
危うく使ってしまう所でした…。危なかった…。
…やはり、着物を扱うにはきちんとした知識が必要なようです。
という訳で、今回の検証結果は、
「正絹着物に匂いは付くが、適切な処置を施せば消臭は可能」
となりました!
…ただ、今回はかなり運が良かったように思えます。
一歩間違えれば取り返しのつかない事態になっていました。
大切な着物は知識と愛情を持って丁寧に扱いたいものですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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