俳句にハマった妄想家 「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」 レビュー その①

レビュー

こんにちは、飯綱です。

このブログを読まれている方はご存知の通り、私は現在、俳句にハマっております。

以前私が俳句に挑戦してみた記事はこちらになります↓

夏井先生の本にも書いてあったことなんですが、俳句を始めると世界が変わって見えますね!

目にするもの全てが俳句のネタになると思うと、日々の嫌な仕事も多少マシに思えて、気が紛れます。

この他にも俳句関係の本が気になって、いろいろと読んでいたのですが、今回はその中から一冊ご紹介したいと思います。

それがこちら!

フルーツポンチ村上健志の俳句修行

です!

早速紹介していきたいと思います!

どんな本?

この本は、お笑い芸人のフルーツポンチ村上さんの俳句の本です。

実は以前から好きなんですよね村上さん。

本業のお笑いの方は見たことがないのですが…。

「プレバト」で村上さんが出てくると、ちょっとテンションが上っちゃうんですよ。

他の参加者とは物事を見る目がちょっと違うというか。

自分に酔っていて、痛々しい感じが癖になるんですよね!

もちろんいい意味ですよ!

「プレバト」の中で、村上さんが詠んだ句で一番のお気に入りが、

サイフォンに潰れる炎花の雨

という句です。

この句は村上さんが、プレバトの2019年春光戦で初優勝した際に詠んだ句です。

私は番組を見終わった後も、しばらくこの句が頭から離れられない程の衝撃を受けました。

この本にも村上さんの俳句が多数掲載されているのですが、その中からいくつかご紹介したいと思います。

八月やパンクしそうな手巻き寿司

あるあるですね。

私もいい歳した今でもやります。

で、具をこぼして両手をベタベタにするまでがワンセットです。

こういった日常の風景を詠むのがうまいんですよねこの人。

車窓から裸婦画のごとき秋の山

めっちゃムチムチやん!

確かに秋山って、たくさんの果実が実っていたり、落ち葉の芳醇な香りがして、どことなく女性っぽいですね。

でその山を、流れていく車窓から目で追うような動きが、とんでもない美人を見つけた男性のようで、どこか親近感を覚えます。

分かるよ~その気持ち~。

生ハムじゃないハムで呑む三日かな

私はお酒が好きなのですが、正直あまり強くはありません。

なので、お正月も三日目になると、ちょっと呑むのが辛くなってきます。

ただ、せっかくのお正月休みだと考えると、なんかもったいない気がして、結局呑んでしまうんですよね。

この句からは、そんなぐだついたお正月の葛藤が感じられます。

世界一どうでもいい葛藤ですね。

でも、そんなお正月独特の空気感をこの句は見事に表現していると思います。

…はやく正月こねーかな…。

はじめにを読んで

この本の出だしはこんな言葉から始まります。

俳句を始めることは必然だった。

フルーツポンチ村上健志の俳句修行

一瞬、「お?」っと思わせたのもつかの間、そこは村上ワールド。

大体7行ほどで自分の理想、妄想を語った後に、

俳句を始めたのは偶然だった。

フルーツポンチ村上健志の俳句修行

と訂正します。

私はこの一連の流れを読んだ時、

「この人は本物だな。」

と感じました。

この人は、正真正銘本物の妄想家だと確信したのです。

村上さんは、常日頃からこういった、言い方は悪いですが、しょうもないことを考えて生きているタイプの人間だと分かったのです。

だって、私も同じだから。

以前からちょくちょく書いているように、私は仕事が嫌いです。

なので、私は仕事中によく妄想します。

今の仕事を辞めてフリーになって、悠々自適に暮らしてえなあ。

いやいやそんな上手くいかんやろ、まずはもっと別の職場を探さなあかん。

どんな仕事がいいか、営業も製造業も駄目だった。

出来れば誰とも関わらない、そんな仕事はないものか…。

ああ、風になって飛んでいきたい…。

そんなことをうじうじ考えて10年ほど社会人としてやってきました。

自分でも、ろくでもない人間だと思います。

でも村上さんは、私のような卑屈なタイプの妄想家ではありません。

村上さんの妄想には、未来があるのです。

村上さんは、今まで俳句をやったことがなかったにも関わらず、「やれば出来る!」と思い込んで、俳句を始めたそうです。

そして誰かに認めてもらいたくて、褒めてほしくて、優越感を得ることを原動力にして、村上さんは俳句を詠んでいるのです。

村上さんはそんな自分を、邪な気持ちで俳句を作っている、と言っています。

人によっては、「何だこいつ」と、受け入れられない方もいるでしょう。

でも、私はそんな不純なきっかけで俳句を詠む村上さんを、とても好ましく思いました。

村上さんのように、自分の思うままに、やりたいことをやってみたいと思ったのです。

何もせず、ただ現状に不平不満を抱いているだけの生き方には、もううんざりしていたのです。

だから最近ブログとSNSを始めたわけですが。

…話がだいぶ逸れましたが、このはじまりの文章を読んで、どうやら私はこのフルーツポンチ村上さんに相当入れ込んでいるらしいことが分かったのです。

今回はここまで!

次回は、村上さんが実際に句会に参加してみての体験談の感想を書いていきたいと思います。

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